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ゲストインタビュー #003 (後篇)

ゲストインタビュー#003(後篇)
菅原 聡さんGLOBE PROJECT 代表 兼業でも、できることはたさんある

大学在学中に訪れたカンボジアでの体験をベースに、さまざまなスポーツ事業を通して社会問題の解決を図る“GLOBE PROJECT”を設立した菅原聡さん。サラリーマンとして忙しい毎日を送るかたわら、地雷問題の解決や被災地復興支援の活動をつづける菅原さんに、活動のきっかけや今後の展望をお聞きしました。

東北の子どもたちの夢を応援するしくみ

2011年4月に2週間ほど、会社から休みをもらって東日本大震災の被災地でボランティア活動をしました。スポーツを通じて現地でできることはないかなと思ったのですが、まだまだそういう状況ではなくて、元サッカー全日本代表監督の岡田武史さんが開催するサッカー教室のお手伝いをさせていただきました。

僕らのように「スポーツは好きだけれどプロではない」人間に、どういった支援ができるかを考えていくなかで、あるとき「サッカーが好きな子どもたちをプロのサッカー選手に会わせることはできる」、そういうニーズはあるかもしれないと思ったんですね。

それで、避難所の受付のおばさんに「サッカー選手になりたい子どもたちっていますか」とたずねてみたら、おばさんがマイクで「将来サッカー選手になりたい子いるか~」と呼び掛けてくれたんです(笑)。そうしたら、「本田になりたい」「川島になりたい」「監督になる」「毎日駐車場で練習してる」って5~6人のこどもたちが集まってきました。聞いてみると、両親が亡くなっていたり、友だちが流されていたりするのです。そんななかでも、将来サッカー選手になりたいという夢をあきめないでほしい。そこで、サッカーが好きな人たちが「困難な状況でも夢を追いかけている子どもたち」を応援する“Dream Ticket Cup”というプロジェクトをスタートさせました。

“Dream Ticket Cup”は、「フットサル大会への参加費が、子どもたちを招待する日本代表戦のチケットになる」というコンセプト。いま、フットサルを楽しんでいる人のなかには、本当はサッカー選手になりたかったっていう人がたくさんいるし、「震災直後には寄付をしたけれど、その後は何もしていない」という人も多い。“Dream Ticket Cup”はこれまで9回開催していますが、「楽しみながら応援できる関わり方がいいね」と、毎回参加してくれる人もいます。肩肘張らずに、自分もサッカーを楽しみながら東北に思いを馳せられるというのが“Dream Ticket Cup”の狙いです。2013年の6月までに200人の子どもたちを代表戦に連れていくことを目標です。ひとり連れて行くのに約5万円かかるので、どうやってお金を集めようかと苦労しているところです。

DREAM TICKET CUPの目標は2年間で200名の子どもたちを代表戦に招待すること。フットサル大会への参加費のほか一般からの寄付も受け付けている (詳細はGLOBE PROJECTのサイトで⇒http://globe-project.jp/

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