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ゲストインタビュー #002 後篇)

小暮真久さん NPO TABLE FOR TWO代表
TFTの課題とソーシャルのこれから。

カロリーを抑えたヘルシーメニューを提供することによって得られた寄付金(20円)が、給食1食分となって開発途上国の子どもたちの空腹を満たす―先進国における肥満と開発途上国における飢餓という2つの問題を、同時解決することをめざす社会貢献事業「TABLE FOR TWOプロジェクト」を推進する小暮真久さんにお話を聞きました。

困に苦しむ人は増えつづけている―広がるTFTの課題

TABLE FOR TWO (TFT)が提供する給食によって、途上国の子どもたちの就学率が伸び、学校の成績が上がるなどの成果が上がっています。その一方で、寄付者が増え、支援の対象が広がるなかで、次のことを考える段階になりつつあるのかもしれません。アフリカの貧困レベルは深刻ですが、アジアにも貧困はあります。でも、僕らだけでは手が回らない。

現地では「学校を建ててほしい」「水道をつくってほしい」といったさまざまな要望がセットで寄せられることも多いのですが、残念ながら僕らは給食のことしかできません。というか、そもそも給食にフォーカスしてきたからこそいまがある。多様化するニーズにいかに応えるかという問題がありますよね。

また、国連の機関に「このお金をバングラディシュに届けてください」とお願いしても、「それは分かりません」ということになる。ひとつのドンブリなので、配分は自分たちに任せてほしいというわけです。でもそれでは、僕らがやってきた、寄付者の説明責任は果たせなくなってしまいます。そういう意味でも、自分たちにフィットする提携機関を各国ごとに見つけていくのも大きな課題です。

貧困に苦しんでいる人の数は減っているどころかまだまだ増えていて、「僕らにどこまでできるのだろうか」と疑問に思うことがあります。「本当にどれだけ役に立っているのか」と問われれば、「まだまだです」と答えざるを得ません。そのあたりもこれからの課題かなと思っています。

Table For TwoのiPhoneアプリ
毎日の食事の写真をスマートフォンでアップするだけで、カロリーと栄養バランスを自動解析してくれる「食事診断アプリ」。ヘルシーな食事をアップすると、アフリカの子どもたちに学校給食が寄付される
TFTの認定商品であるMorning Water霧島
売上の3%が給食寄付として開発途上国の子どもたちに届けられる
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